初めての方の投資信託ガイドブック

投資信託の仕組み

投資信託に関わる各機関の役割について見ていきましょう。

価格変動リスク

価格変動リスクとは、投資信託が組み入れている株式や公社債の市場価格の変動によって、ファンドの基準価額が変動するリスクのことです。投資信託が組み入れている株式や公社債は、世界中の市場において取引されており、その価格は日々刻々と変化しています。株式や公社債の価格は、経済動向、為替、金利、政治的要因、世界中から発せられるニュース、場合によっては天候や異常気象など、実に様々な要因の影響を受けます。これらの要因が株式や公社債の価格にとってプラス要因になり、それらの価格が値上がりすることもありますし、マイナス要因となって、価格が値下がりすることもあります。また、戦争や企業の破綻といった突発的な出来事により、価格が急激に変動することも金融市場ではよくあることです。こういった値動きのある株式や公社債を組み入れている投資信託は、常に価格変動リスクを負っていることになります。

流動性リスク

「流動性」とは、金融商品等の「換金のしやすさ」のことをさします。したがって、流動性リスクとは、株式や債券、その他金融商品などを現金化する際に、換金することができない、また、換金することができたとしても、不利な条件でしか換金できず、その結果として不利益を被る可能性を指します。株式の場合、株式を換金するためには、一般的には、証券取引所を通じて、売却する必要があります。そして、取引所での取引では、売りたい側と買いたい側の条件が合致して、はじめて売買が成立することになります。一般に、「流動性が高い」という場合、換金しやすく、流動性リスクが低いことを、「流動性が低い」という場合、換金に困難を伴い、流動性リスクが高いことを表しています。

金利リスク

金利リスクとは、金利の変動によって、債券価格が変動するリスクのことです。金利と債券価格の間には、「金利が上がれば、債券価格は下落する」「金利が下がれば、債券価格は上昇する」という関係が成立しています。したがって、金利変動によって損失を受ける場合というのは、金利が上昇することで債券価格が下落し、それによって損失をうけることがあるということを意味しています。逆に、金利が下がれば、利子が多く得られる高金利時の債券は魅力が増します。すると、額面よりも、多少高いお金を払っても、その債券を買おうとする人があらわれますから、結果として、債券価格は上昇することになるのです。

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